★★『ヨコハマメリー』6/1
●『ヨコハマメリー』、見てきました。今書いてる原稿にも縁があるので、バタバタする中、夜オットが帰ってきてからバトンタッチしてレイトショーに出かけてきました。ほんとはGW中に伊勢佐木町に見に行ったんだが、夜まで満席で立ち見席もないと言われて挫折してたのです。
●いやー。評判は聞いていたが、非常にいい映画だった。題材が題材だけに、どう転んだってそれなりの評価を受ける映画だと思うが、テーマの良さをさっ引いても構成といい、登場する人々といい、ほんとにしみじみ、グっとくる、素晴らしい映画でした。何より、よくぞこの絵が撮れた。ここにたどり着けた、というようなシーンがあって、この監督の幸運、というか、縁、というか、何かに引き合わされる運命、というか、そういうものに嫉妬する映像作家は多いんじゃないだろうか。
●パンフレットに、わかぎえふが、
「女であることは生きて生きにくかったろうに、
彼女は化粧とレースで着飾って彷徨しつづけた…
なんて皮肉な、なんて悲しい人生だろう。
涙が止まらない」
というコメントを寄せていてびっくり。どーしてこんな感想になるのかなー。オヤジな人がある種のストーリーを当てはめてこういうならありがちだけど、、。よしんば映画を見る前にメリーさんのことをそういう風に感じていた人がいるとしても、最後まで見たら決してそうは思わないと思うんだけどなー。まあ人それぞれだからいいけどさ。
●わたしは今、家族と一緒に暮らしていて、それははたからみたらとても幸福な姿に見えるだろうし、自分でも幸せだと思っています。でも、わたしは、かつて、たった一人で、このままずっと一人で生きていくのもいいもんさ、と思って日々泣いたり笑ったり怒ったりしながら過ごしてた日々をちゃんと覚えてる。そのとき知ったのは、誰かと一緒にいようと一人でいようと幸せそうに見えようとそうでなかろうと、自分は自分で結構「これでいいのさ」と思えるものなんだってこと。
●なので私がまたいつか一人になるときがきても、同じようにひょうひょうと思ってやってくだろうなって思う。私はメリーさんという人に同じそれを感じて、なんかうれしくて涙がでたな。
●やあ、いい映画でした。ホント。やっぱ、映画は一人で見るのがいいなー。余韻が残るから。
●伊勢佐木町の伝説の店「根岸屋」のおかみのお座敷小唄シーンに惚れた! カッコよすぎ! しびれた。かなりしびれたよ、。


Comments